ほたるは、自然環境のバロメーターといわれるように、水質が弱アルカリ性の、キレイな水辺に生息します。大島村では、保倉川に沿って走るほたるラインが一番の見どころ。ほたる見台も設けています。ほかに、中野や足谷、大島地区でも見ることができます。
保倉川
ほたるは、夏に卵を産み、卵からかえった幼虫が成虫になるのは翌年の夏。時期的には、6月中旬から7月中旬がシーズンです。ほたるが飛ぶ時間は限られていて、多く見られるのは夜の8時から9時頃です。
ゲンジボタルの雌(上)雄(下)
ゲンジボタルとヘイケボタルがその代表です。 ゲンジボタルは、体長が10〜20mmで、日本で一番大きなほたる。背中の赤い部分に十字型の模様があります。 ヘイケボタルの体長は7〜10mmで、背中の赤い部分に太くて黒いすじがあります。
ヘイケボタルの交尾
ほたるの発光は、ラブコールの役目をしています。 オスはメスに気に入ってもらえるまで、何度も光って求愛をします。メスがOKの光を放てば婚約が成立するのです。しかし、メスが応えない限り、オスが近づくことはありません。ほたるはとても紳士的な虫のようです。
大島村役場発行パンフレットより引用